絽 夏着物“爽々と香るが如く涼を挿すいと美しき夏の色”正絹 色無地 2105

“飾らない美しさを楽しむ”涼感豊かな夏着物、お洒落に夏を演出する絽の色無地でございます。

絽のお着物は、二本の経糸を捩りながら緯糸を織り込んだもじり織で、盛夏のお召し物として涼しげでさらりとした生地質が魅力、着る方にもまた見る方にも清らかな風を感じるような涼しさを届けてくれます。

爽やかな錆青磁色の染め色が誘う涼やかな風の息遣い、それは正に絽の透明感に見え隠れする和を心得た大人の色艶、巧みな彩色に惹きこまれるような力を感じさせてくれる一枚、和の奥行を単彩で表現する色無地の魔法…その使い勝手の良さがあなたに幅広い和装の愉しみ方を届けてくれることでしょう。刺繍一ツ紋入り/手縫い仕立ての一枚…右袖たもとに薄シミ、少々の衿擦れ、袖・後身頃に少々のヤケ、脊伏せに文字の記載があるのみの状態が良いお品でございます。

こちらのお着物は、居敷当て付の高級仕立てとなっております。お座りになられました時など薄手着物特有のよれを低減し、また下にお召になられましたものの透けを防止する効果もございます。

また、色無地は一ツ紋を入れていただくことにより準礼装としてもお召しになれる趣味性と格式を兼ね備えた着物、アレンジ次第でいろいろな表情を魅せてくれる様な一枚としてお手元に置かれることをお奨めします。

“爽々と香るが如く涼を挿すいと美しき夏の色”、日本女性の奥ゆかしさを単色で表現する夏の色無地、お洒落さに彩色のセンスを魅せて…ぜひこの機会に！

絽は絽目の違いによりヨコに目を通した横絽と、タテに通した堅（縦）絽に分けられます。タテ糸とヨコ糸を交互に絡み合わせて組織するのが平絽、駒撚りに糸で織り上げた絽を駒絽といいます。駒絽は平絽より、しっかりとした手触りで現在の絽の多くがこれにあたります。


採寸表

身丈 ： 168cm（肩から）

裄　 ： 70.5cm

肩巾 ： 35cm

袖巾 ： 35.5cm

袖丈 ： 48cm

前巾 ： 24.5cm

後巾 ： 30cm

素材 ： 正絹(単衣)

折代 ： 身丈(内揚げ 前6cm・後9.5cm)　裄(身頃側：0.5cm・袖側：0.5cm)　袖丈(4cm)

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